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日本式とインター校式の両方の良さを兼ね備えた学習環境 渡辺 一 さん

2023.12.01

日本式とインター校式の両方の良さを兼ね備えた学習環境 渡辺 一 さん

渡辺 一(わたなべ はじめ)さん
オービットの在籍期間:小学6年~中学3年
American Embassy School of New Delhi (2012~2015年)
Singapore American School (2015~2018年)
茗溪学園中学・高等学校(2018~2022年)
北海道大学(2022年4~7月)
南洋理工大学(NTU)公共政策・国際関係 学部2年生(2022年8月~現在)
 

オービットは日本とインターの学習環境の良さを一石二鳥で経験できる

父のシンガポールへの転勤に伴い来星、インター校に通うことになり、インター校に行きながらも日本語を維持するためにオービットへ入塾しました。オービットでの授業の基本は日本式の座席配置ですが、実際の指導方法はインター校に似ており、先生から生徒へのコミュニケーションに加え、生徒から先生への積極的な質問や生徒同士の解法の説明など、インター校に通っていた自分にとって馴染みやすい環境でした。また、休憩時間の廊下での会話はよくあるその年頃の子がするような話でしたが、そのような話を日本語ですることも日本語を維持することに役立ちました。このおかげで茗溪学園に編入した際、学校の休み時間の雰囲気にもすぐ馴染むことができました。

オービットでの学びは次のステップへの滑走路になる

オービットでは学校よりも速い進度で学習しますが、とりあえずただ覚える、というような先取りではなく、きちんと「なぜこれがそうなるのか」を理解する、論理的思考力を養う学びです。茗溪学園に編入後、半年ほどはオービットで先取りしていた内容を主に学習していたため、その「貯金が切れた」後も周りについていけるか不安でした。しかし、オービットの授業で養った論理的思考力やコミュニケーション能力などを用いることによってきちんとついていくことができました。オービットでの学びは、このように次のステップへのよき「滑走路」となります。飛行機のエンジンを整備しなくては、動かなくて離陸ができないように、個人がその「なぜ」を理解する努力をしなければ、次のステップへ進むことは難しいです。しかし、オービットにはその整備を最大限にサポートしてくれる先生方がいます。

正直、誠実、真っ当な先生方

印象に残っているエピソードがあります。湯田先生の数学の授業です。いつの何の授業かは忘れましたが、先生が「これ分からないな、ちょっと他の先生に聞いてみる、確認してみる。」との趣旨をおっしゃった後に、確認しに行ったことです。今振り返ってみると当然の行動ではありますが、意外にも印象に残っています。なぜなら、知らないことを恥だと思っていた自分の中の一部がそれによって覆されたからです。分からなければ他の人に聞けばよい、調べればよい、学べばよい。日本への帰国後、中学、高校、大学とずっと今まで私が貫いている勉強する/勉強を教える方法です。先生方は皆、生徒に・学びに正直で、誠実で、真っ当です。ミスをしたら謝り、生徒が人としての道を踏み外した際はきちんと叱ります。言ってしまえば当然のことではありますが、当然のことほどありがたいものです。

今後の目標

面白いと思うことを学び、研究し、少しでも人のため世のためになる職に就き、好きなことを楽しみながら自分が充実したと思える生活、人生を送れるように頑張りたいと思っています。所詮人間なのでこの先もさまざまな過ちを繰り返し、苦難も待ち構えているでしょう。しかし、「まあなんとかなるだろうと」、気楽に、謙虚に生きていこうと思います。

湯田先生(数学担当)からのメッセージ

オービット生の基本である「空気を読まずにガンガン質問」、そしてどんな状況でもめげない「圧倒的な打たれ強さ」を徹底してくれた渡辺一君でしたが、まさか、自分の影響だとは思っていませんでした(笑)。日本の学校のIBから海外の大学へという、新しい進路のパターンを切り開いたその「フロンティア精神」で、今後も楽しい成長を見せてくれると期待しています!