【先生の本棚】本を読むための本『本を読む本』
2023.10.01
『本を読む本』(講談社学術文庫)J・モーティマー・アドラー (著), V・チャールズ・ドーレン (著), 外山 滋比古 (翻訳), 槇 未知子 (翻訳)
学校や塾の先生、また保護者の方から「たくさん本を読みなさい」と言われても「そもそもどのように・どんな本を読めばいいのかわからない」、「読んでみても内容がうまく掴めないよ」……みなさんの中には、このような不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
この本は『本を読む本』という題名の通り、読書のしかたを教えてくれる本です。色々な本を読み始める前に、「そもそも『読書をする』『本を通じて学ぶ』とは何か」を知るきっかけになればと思い、この本を紹介します。
学校の教科書レベルでの読書から、研究者になるために必要な読書力までを段階に分けて身につけられる、とても良い本ですよ。読み進めるにつれ、説明が難しくなっていきます。ですから、全て読み切るという意味では、中学三年生や高校生、大学生になる生徒におすすめです。
算数・数学科 畠山