オービットタイムズ

Home オービットタイムズ 試験をクリアするためには知識とともに時間の管理が重要 友成亮太さん

試験をクリアするためには知識とともに時間の管理が重要 友成亮太さん

2023.06.09

試験をクリアするためには知識とともに時間の管理が重要 友成亮太さん

友成亮太(ともなりりょうた)さん
オービットの在籍期間、1993年~1996年(小4~小6)
慶応義塾普通部
慶應義塾高等学校
慶應義塾大学法学部法律学科
桐蔭横浜大学法務研究科
丸の内中央法律事務所
 

クラスメイトともに一緒に切磋琢磨

私は、父親の転勤に伴い、香港が返還される直前の1991年から1996年(小2から小6)にかけて香港に住み、香港日本人学校に通っていました。私が小学生だった頃は大埔校もなく、香港校の在校生の数もすごく多かったです。今から思えば日本が経済大国だった時代です。

両親の薦めで小学4年生のときからオービットに通うことになり、中学受験を目指すことになりました。オービットの開校からあまり経っていなかったせいなのか、後藤敏夫先生と後藤節子先生にも直接教えていただいていました。教室はアットホームな雰囲気で、いつも盛り上がって賑やかでした。後藤敏夫先生は厳しいところもあったけれどお茶目なところもあって、時折、廊下で自習する中学生が静粛を求めると、「工事現場の脇に机をだすぞ!どんな騒音の中でも勉強できる集中力を身に着けろ!」などとよく言っていました。

同じクラスのメンバーはそれほど多くなく、一緒に勉強し、休み時間には遊び、夏休みなども塾で一緒に過ごしていました。居残りをさせられたり、同じ目標と時間を共有したことは良い経験です、今でも連絡をとったりしています。

学生生活と司法試験の挑戦

中学受験はぎりぎり補欠で合格し、中学から大学までは受験もなかったので、特段の勉強をせず、水泳部に入って遠泳や日本泳法といった活動をしていました。いよいよ社会人になる段階で「このまま勉強しないまま社会人になって良いのかな」という思いもあり、司法試験に挑戦してみることにしました。「正しいこと」を考えたいと思ったからです。

司法試験は、何とか受かることができ、今は弁護士をしています。司法試験のみならず、試験をクリアするためには知識とともに時間の管理が重要だと思っていますが、試験中の時間管理があまり苦にならなかったのは、恐らくオービットで鍛えられたおかげではないかと思っています。

弁護士としての仕事

働き始めると、試験勉強やテストでは出てこないような複雑な問題がたくさんあります。その中で何とか試行錯誤しながら解決を目指すのは日々大変で、分からないことや見通せないことも多く、脳みそに汗をかくこともよくあるのですが、オービットで「自分で考える」ということを鍛えられたおかげか、今のところ何とか働けています(オービットを褒めすぎのような気もします)。

日本人であること

弁護士として働き始めて10年を超えたころから、自分の経験や能力を世の中のために使っていっても良いのではないかと思うようになりました。そして、香港に住んでいた経験があるからか、世界で日本人として働くという生き方をオービットで見せてもらったからなのか、日本のための仕事を何かできないかと思うようになり、現在に至っています。まだ試行錯誤中です。大学卒業後、香港で後藤敏夫先生に外国人記者クラブに連れて行っていただいたことが今でも良い思い出です。クラブの壁に真珠湾攻撃を告げるアメリカの新聞の一面記事が飾ってあったことに衝撃を受け、日本人として頑張ろうと思ったことを今でも鮮明に記憶しています。

オービット太郎からのメッセージ

あの頃は生徒と先生の距離が近くて、いろいろな夢を語り合ったり、冗談を言いながら皆、未来に向かって、皆キラキラと目をお輝かせていました。そのうちの一人が友成君です。いつもにこにこと他の生徒とのやり取りを面白そうに見ているまっすぐな小学生でした。中でも小学6年生の頃から協働する力が優れていました。弁護士になって10年になるのですね。’Cool head, warm heart’ で社会に貢献してください。機会があったらシンガポールに遊びに来てください。