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オービットの授業を通して日本語の論理性、会話力を培った 小倉結太さん

2023.04.15

オービットの授業を通して日本語の論理性、会話力を培った 小倉結太さん

小倉結太(おぐらゆた)さん
オービットの在籍期間、2009年~2013年(小3~中2)
International School Singapore(2008~2010)
Stamford American International School Singapore (2010~2012)
茗溪学園中学校2年生編入学 2013年9月
早稲田大学大学院 基幹理工学部 機械科学航空宇宙学科 前期修士課程 現在在籍中
 

帰国後に気づいた日本語での発信力

オービットで学んだことで今でも役に立っていることは、「日本語の会話力」です。僕はインター校に通っていたため、家以外で日本語を使う機会がありませんでした。まして、自分の意見、考えを日本語で伝える機会はほとんどありませんでした。そんな中、オービットでの授業は、先生が常に生徒とコミニュケーションをとり、生徒自身に発言させてくれる機会が多かったです。例えば国語の読解の授業では「なぜそう考えるのか」、「自分がどう思うのか」を常に生徒に聞き、しっかりと考えを論理立てて説明することが多かったです。また、他の科目でも間違えたところについてなぜそう考えたのかを説明する機会を与えてくださいました。

このように、授業を通して論理的な日本語を使う機会をいただき、また、ご指導いただいたことが印象的です。家族や友人との会話ではなかなか養うことができない「真の日本語力」を育んでいただいたと感謝しています。当時は何も感じませんでしたが、今思うと僕が帰国して、自分の考えをしっかりと日本語で説明することに困らなかったのは間違いなくオービットのおかげです。

日本のカリキュラムを短時間で効率よく学ぶ

オービットで学んだ授業の内容は、日本の同学年の進路と同じか進んでいて、帰国時したあとも日本の授業について行くのに一切困りませんでした。インター校の算数は日本と比べて進度が遅れているため、英語以外は日本にいる小中学生に遅れをとってしまいます。そんな時にオービットでは日本語(国語)や算数を短い時間で効率よく教えてくださったので、僕が帰国して日本の中学の授業を難なく受けられ、好成績を修めることができました。また、毎回の授業では宿題が出され、前回の授業のチェックテストを通して、先生方も生徒の習熟度を常に把握してくださっていました。

従来の型にとらわれない新しい発想での授業

特に印象に残っている授業は、浜田先生の理科の授業です。単に星座の形をホワイトボードに書いて星座の名前を教えるのではなく、部屋を暗くしてプロジェクターで実際の天体の写真をホワイトボードに当て、星座の位置を丁寧に教えてくださいました。授業というと、先生がホワイトボードに書いた内容をノートに写すのが一般的ですが、こういうふうに従来の型にとらわれない新しい発想で授業をしてくれたのがとても印象に残っています。

また、スタンプラリーもとても印象に残っています。毎回の授業の最初にある前回の授業の確認テストの点数や、宿題の出来具合に応じて先生がスタンプを押し、スタンプが貯まったらオービットペンやオービットノートといったオリジナルグッズがもらえたので、毎回とても楽しみで、頑張るモチベーションになっていました。当時僕は勉強が好きではありませんでしたが、このようなご褒美がもらえるシステムがあることで、頑張れたときもあります。子供の勉強に対するやる気を、自然に引き出してくださったことは、今振り返ると大変ありがたかったと感じています。

満仲孝則先生からのメッセージ

いつも周りの生徒の意見を聞きながら、日本人学校生に対しても物怖じせず、自分が考えたことを自分の言葉で一生懸命発表する姿が印象的でした。持ち前の好奇心を発揮しつつ、全ての科目において楽しみながら努力してきた結太くんなら、航空宇宙という最先端でグローバルな分野でも研究をリードしてくれると信じています。