『インター校×オービットでの学び』が自分の人生の基盤になった 茨木菜実さん
2023.03.15
『インター校×オービットでの学び』が自分の人生の基盤になった 茨木菜実さん
UWCを卒業後、早稲田大学国際教養学部に進学、卒業。
現在、TBWA\HAKUHODOのDigital Marketing Groupにて、Interactive Producerとして活躍中。
インターに通う日本人として受け入れてくれる場所
私はGrade 1からインターに通っていました。父はシンガポールで会社を経営していたため、高校卒業まで日本への帰国は視野に入っておらず、受験を検討せずに12年間ずっとインターに通っていました。
両親は私が日本語を習得しバイリンガルになって欲しいと強く希望していたため、小さい頃から塾に通っていました。ただ、他の塾は日本に帰国する駐在員のお子さんの受験サポートをするというスタンスが多い中で、「インターに通う×日本語を習得させる」と思っていた私の親の悩みに答えてくれたのがオービットでした。
オービットでは自分と似た学生と一緒に授業を受けることができ、自身のアイデンティティを形成することができたとても大事な場所となりました。個性的な人が多く刺激もたくさん受けることができたので、今の自分の大切な基盤の一つとなっています。
自分の受けた教育と日本での教育の差に違和感
私は毎年夏季休暇中に日本へ一時帰国をしており、その際に小1~中3まで父の母校で2週間ほど体験入学をしておりました。そこでインターの教育・日本の教育の違いを肌から感じることができました。
この経験は私にとってとても貴重であり、特に中学の頃からインターと日本の教育それぞれに対しての違和感を感じ始めました。特にオービットでも授業を受けていたため、日本の授業の雰囲気を理解しているつもりが、日本での体験入学ではどこか違和感を感じることが多かったです。
例えば授業では先生がずっと一方的に喋り、生徒からは必ず答えが一つしかない回答を求めることに対して不思議に思いました。また、インターではグループワークが多く積極的な生徒が多いが、日本の学校ではインタラクティブな授業が全くなく、つまらないと思っていたこともあります。
自分の経験をもとに大学では教育系学生団体に入る
私は大学に入ってすぐ、教育系学生団体に出会いました。地方の小中高へ訪れ、グローバルリーダーシップと英語のワークショップを実施する団体でした。そこでのワークショップの一番のポイントは生徒たち自身がディスカッションをしてYes・No以外の答えを出すことでした。英語の勉強についても教科書を使わず、チームでできるゲームを通して英語の授業を行っていました。
自分が日本の学校で感じた違和感は周りも感じており、それを解決しようと仲間と一緒に一つの目標に向かって活動していました。オービットで受けた学びや個性を大事にすることを、私が出会った学生にも伝え続けました。
オービットで受けた学びや個性を大切にすることを土台に、私が感じた文化と教育の違いを生徒たちに伝え続けられたことは社会に出てからも大きな自信になりました!今後もこの学びを忘れず、仕事やプライベートにも励んでいきたいと思います。