前期保護者会を実施しました①【インター校中学生の部】
2020.06.28
5/27~29の3日間にかけて、前期保護者会を実施しました。今回は、現下の新型コロナウイルスの影響によりオンラインで授業を実施していることもあり、保護者会もオンラインで実施をしました。オンラインでの保護者会は初めての試みとなりましたが、過去最多の人数の保護者の方にご参加いただき、オンラインでの学習下ならではのお話をさせていただきました。
各回の冒頭では、教室長の満仲孝則より、アフターコロナの時代に生きる子どもたちにとって本当に必要なことは何か、教育の本質を正しく捉え直し、改めて学力の再定義の必要性を訴えました。
その後、各科より、ご家庭で気を付けておくべき点など、オービットの取り組みを教科指導の具体例とともにご紹介しました。
■インター校中学生の部
教室長 満仲 「オンライン授業を通して見えてきた、教育の本質と学力の再定義の必要性」
数学科 浜田 「4段階の目標設定。最終ゴールは『数学への愛』」
国語科 内田 「思索の時間を持ち、視野を広げる在宅期間」
英語科 今村 「新型コロナ影響下の今だからするべき学習」
今回はオンライン上でいつも以上にたくさんのコメントをアンケートにご記入いただきました。ほんの一部をご紹介します。
■参加者アンケートより(一部抜粋)
・教育、学力についての定義を見据える必要性がある、というお話が一番印象に残りました。このCBの間に今一度、家族で考えてみようと思います。
・教育とは?を再考のアドバイスを頂いた事 。学びの重要性を家族と再度議論したい。
・ポストコロナ時代を生きる子供たちの学びにフォーカスした学習サポートをご提供くださると伺い安心いたしました。
・コロナにより、ますます今までの日本の教育では駄目だと確信が持てた上に、満仲先生方がおっしゃったように、今、真に必要な教育、学力とは?この時間のある時期に考えたいと思いました。 浜田先生のお話の、学習方法の修正のお話も興味深かったです。以前もメモして帰った事を覚えているのですが、今回聞いてハッと思い出した「プロセスを要求しない」ということ。これを聞くとプロセスを重要視し結果を求めないと、小さな頃からコツコツ努力する事を教えてきた親としては、逆なのでは?と思ってしまうのですが、その理由を聞くとなるほど?と納得します。
・「勉強時間を減らしていく」というキーワードは、今の時点でお聞きすることができて良かったです。今は、学校の勉強に追われてずっとパソコンの前に座っていますので、少しずつ意識して行動に移して行けたらと思い、また娘にも伝えました。
・このような世界状況の中では帰国の編入が厳しくなるという側面があるのだという話が特に印象に残った。
・数学の説明の中で、量による勉強はダメというお話が印象に残りました。沢山こなせばこなすだけ学力がアップすると思いがちですが、インターでIB取得を目指すとなると、そのやり方が通用しないのだとよく理解出来ました。
・内田先生が、思索する時間が大切だとおっしゃっていたのが印象的でした。 娘は、時々、ぼぉーとしている時間があるのですが、そんな様子を見かけたら、今度から私は自信を持ってそっとしておくことができそうです。
・英語科の今村先生のお話で、文章の因果関係を逆にしてしまっているというのも、衝撃でした。学校のクラスの友人たちと、オンラインで会話したりしているのを聞いていると、すっかり英語の心配はない、と勝手に思い込んでいましたが、まだまだ発展途上なんだなということを知れたことは大きいです。要約をクラスの前で発表し、クラス全体で間違いを指摘し考察する方法も、オンライン授業の特性を活かしていて、良い経験ができていると思います。
・4月からインターに入ったばかりで、英語には苦労しているので、自宅での英語学習で使えるネットの教材など教えていただけてよかったです。
・オンライン授業の様子と可能性を伺えたこと。浜田先生の4段階の目標設定が、子供が学ぶことを通してその延長にある体験や学びの理想を伺えて、親として子供への導き方のヒントをいただけたと思います。内田先生のお話では、IB Japaneseを見据えた、日本の文学作品を読み慣れて行く必要性と思考を深めるために、親子で同じ作品を読みながら感想を言い合うというようなレベルから、時間をとってやってみたいなと思いました。