小学部英語「現地体験プログラム」レポート
2019.09.14
オービットの季節講習の人気講座「現地体験プログラム」を今年もたくさんの参加者を集めて実施しました。 これは、日頃オービットの授業で学習している4技能型の英語を「アカデミックに」実践する、いわば「英語『で』学ぶ社会見学」です。 シンガポールの様々な施設を訪問・見学し、英語での質疑応答を通して、英語の実践に努めました。その中で貴重な異文化体験をし、最終日にはその学習内容を生徒たちが英文でまとめました。
1日目 オービットでの事前学習
訪問する施設について効果的に学べるよう、PCを使って「英語で」リサーチをしました。戸惑いながらも辞書を頼りにサイトを読み込み、施設の場所や活動内容、イベントの概要、施設で使われる単語などを事前調査しました。
2日目 The Bicentennial Experience
シンガポール建国の歴史について学びました。生徒は日本とシンガポールの過去の関係を知識としては知っている様子でしたが、The Bicentennial Experience後は実感として理解した様子。「日本は昔ひどいことをしたのに、シンガポール人は分け隔てなく接してくれているんだな…」と感慨深げに漏らす生徒もいました。
シンガポール独立宣言の日に雨が降ったことにちなみ、施設では室内で雨が滴る演出がありました。傘を差しながらその日・その場所を共有するかのように生徒たちの面持ちも引き締まったものになりました。
3日目 The Science Centre
宇宙のはじまりから生命の進化について学びました。ビッグバンで生まれた原子から連綿と私たちの原子が繋がっている…。学校の授業では得られないほど深い内容でしたが、生徒たちは事前学習の成果か、驚くほどしっかりと理解していました。
息抜きにお土産物屋さんで家族へのプレゼントを選択中。見たことがない商品でも、ネイティブの先生の説明でどんなものかよくわかりました。
4日目 Yakult Factory
酵素の働きと消化器官に与える影響、製造工程、品質管理に至るまで、多岐に渡る講義を受けました。生徒たちは必死に係員の英語を聞き取り、研修を受ける新入社員のような真剣さでメモを取っていました。
人体の模型を使い、腸の長さを恐る恐る実感すると同時に、小腸・大腸の働きや乳酸菌の効能を学びました。「どうして小腸より短い大腸を、『大』腸と呼ぶのか?」「なぜ国ごとにヤクルトの大きさが違うのか?」と係員の方があたふたする質問も飛び交いました。
5日目 エッセイライティング
試行錯誤を繰り返しながら見学内容を文章にまとめる生徒たち。日ごろオービットで練習した英語を実践した3日間でした。英語漬けの3日間を経た彼らは、見違えるように英語を運用できるようになりました。
生徒たちの学習成果とも言えるエッセイがオービットの教室に掲示してあります。是非、お立ち寄りになってご覧ください。
この「現地体験プログラム」は、「英語で行う社会科見学/異文化体験」です。グローバル人材に必要なアカデミックな英語力と、異文化理解・適応力の伸長を促進する絶好の機会になっています。テストや英検のためだけの英語学習ではない、役に立つ実用英語を実践するこの講座、今後も実施を予定しています。オービットの英語講座と併用することで、ぜひ実践的な4技能英語力を効果的に身につけてください。