【2014年度開講】 教室長ごあいさつ
2014.03.08
3月からオービット小・中学部の2014年度授業が開講しました。昨年度から継続して通っていただく方に加えて、今年も多くの方にオービットに入会していただきました。新しい仲間を迎えてともに勉強できることを大変嬉しく思います。
オービットはよく「変な塾」と言われます。新年度開講に先立ち1月に新年度説明会を実施しましたが、今回初めてオービットの説明会にご参加された方は、一般的な塾の説明会との違いをよくお感じになったかと思います。どのような点でオービットは「変わっている」のでしょうか。
今回、新規にご入会された方からお話をうかがうと、一般的な他の塾の説明会では、「どうしたら難関校に合格できるか」、「偏差値を上げるためにはこうするんだ」などといった説明が続くのが定番の光景のようです。目標はとにかく「少しでも高い偏差値の学校に合格すること」、さしずめ「合格だけを考える」といったところでしょうか。これは日本国内にある従来型学習塾の多くと同じスタイルです。
一方、オービットは「お子さまを将来幸せにするためにはどうすればよいか」という視点に立ち、多民族国家シンガポールの環境を活かしながら、グローバル時代を生き抜くための方法論を具体的に考え、十把一絡げにするのではなく、お子さまの海外滞在歴や学習歴に応じて提案する塾、つまり「合格後も考える塾」と言えましょう。
もちろん、受験で合格できなくてもよい、と言っているわけではありません。現在ますますグローバル化が進む世の中の変化を機敏に捉え、社会が求めている人材像とはどんなものか、本当に必要な学力とは何か、という視点から逆算で目標を定めて学力を身につけること。これが現在、変化の真っ只中にある入試制度のもとで成功をつかみ、お子さまを将来幸せにするために必要であることをオービットはシンガポール在住の全ご家庭に訴えたい。「合格だけ」を考えるのではなく、「合格後に」どのような人生を送れるかまでを考えたい。そういう意味では従来の日本型の塾とは異なる「お節介な塾」=「変な塾」かもしれません。
そもそもグローバル時代においては、多様性の確保された環境の中で、激しい変化の中で自ら考え、適応しながら生き抜く力が求められています。その点、多様性という意味では、オービットは、日本人学校生とインター校生の割合がほぼ1:1でバランスの良い人数比です。内訳を見ても、日本人小のうちチャンギ生とクレメンティ生の割合も半分ずつくらいですし、インター校生も実に15校もの学校の生徒が通ってくれています(2014年2月現在)。まさに多種多様。オービットはグローバル社会の縮図です。こんなに恵まれた理想的な学習空間は、世界中の塾のどこを探しても無いのではないでしょうか。これも「変な塾」と言われる所以なのでしょう。
シンガポールの環境を活かしつつ、お子さまに適した学校選択と目標に応じた方法論にのっとって学習をすることが、受験での合格はもちろん、長い人生においても成功を収めることができる、と信じて日々学習指導に当たっています。そういった意味で、オービットはシンガポール(世界中?)にある学習塾の中でも「変わっている」のでしょう。
オービットスタッフ一同、お子さまたちを立派な「変人」=「グローバル人材」に育てるべく、日々研鑽してまいります。2014年度もどうぞよろしくお願いいたします。
オービットアカデミックセンター
シンガポール教室長
満仲 孝則