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【後藤敏夫のグローバル教育ニュース】ようやく発表された2020年度以降の大学入試の方針④歴史は3教科に統合される

2019.11.15

歴史の4科目については、下記のように「歴史総合」「世界史探究」「日本史探究」の3科目に統合されます。

11月1

ようやく日が当たる近現代史……「歴史総合」(必修科目)

「歴史総合」……この科目は、世界史における近現代史(従来の世界史A)と日本史における近現代史(従来の日本史A)を有機的に統合し、その相互関連性を重視する科目になっています。世界のグローバル化と各地域の関連性が急激に進展し、従来以上に近現代史を学ぶ意義が大きくなっているので、下記の例のようにテーマ性が強く歴史を深掘りしやすい内容・構成になっています。
まず、大項目に着目します。近現代社会の歴史的な変動過程をとらえるために、
①「近代化」(18世紀後半~現在)
②「大衆化」(19世紀後半~現在)
③「グローバル化」(20世紀後半~現在)
これらの3つの枠組みを用い、近現代の歴史の変化に関わる諸事象から現代社会における諸課題を考察していくよう、構成されています。
次に、中項目及びそこに配置された学習内容〈(ア)(イ)で表記〉に着目します。各時代の社会の特質を、概念で理解・説明できるように構成された学習内容です。たとえば、大項目Bでは「近代化」という大概念について、下位概念「工業化」「世界市場」「国民国家」「立憲体制」「帝国主義政策」などを取り上げて説明しています。

11月2

参考:梅津正美. 「新科目『歴史総合』の性格と実践課題」. 高等学校 世界史のしおり. 2018年2学期号. 帝国書院 (続く)

(本記事は、オービットアカデミックセンター会報誌 プラネットニュース 2019年11月号(2019年10月20日発行)に掲載された内容です。)

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