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【後藤敏夫のグローバル教育ニュース】 国公立大学の学部再編成とグローバル化③

2018.08.15

兵庫県立大学が学部再編と新学科開設(2019年4月予定)

2004年に姫路工業大学、兵庫県立看護大学、神戸商科大学の3つの専門大学が兵庫県立大学として統合されました。2019年には学部の新設と学部再編成が行われ、6学部4附属研究所、学生数約6600名の近畿圏の公立総合大学として出発します。兵庫県立大学にはその成り立ちから3つの系統があります。

1. 旧神戸商科大学系(旧経済学部/経営学部)

①国際商経学部 国際商経学科3コース(※2019年4月開設)に統合・再編成。

・グローバルビジネスコース(定員:日本人50人、国際学生30人)
・経済学コース(定員:130人)
・経営学コース  (定員:150人)

②社会情報科学部 社会情報科学科(※2019年4月新設)(定員100人)

2.  旧姫路工業大学系

③理学部(定員:175人)
④工学部(定員:352人)
⑤環境人間学部(定員:205人)

3. 旧兵庫県立看護系大学系

⑥看護学部(定員:105人)

特に注目を集めているのは、下記の新設の2学科です。

●国際商経学科のグローバルビジネスコース

・専門科目の英語化…大学2年次から。経済学・経営学等の専門科目は主として英語(DLE…英日二重言語教育)。
・国際学生寮に入寮…1年次に多様な国籍を持つ留学生が居住する国際学生寮で共同生活
-国際寮留学を体験、グローバルコンピテンシーの向上を図ります。
・2年次以降、海外の提携大学における半年~1年間の留学。
・様々な海外研修、インターンシップに参加することで、豊かな体験を積む。

●社会情報科学部 社会情報科学科

既述の首都圏の横浜市立大学と同様のデータサイエンスの専門学科が近畿圏にもできます。これは極めて新しい分野ですが、データサイエンティストの需要は急激に高まり、今後数年で数万人が必要だと言われています。

【データサイエンティストに期待される仕事と必要な知識・スキル】

・様々なプログラミング言語の操作
・統一性のない膨大なデータ=ビックデータを収集解析し、活用しやすいフォーマットへ変換、意味付けをすること
・データを活用し、ビジネス上の難解な課題を解決すること
・統計的検定・分布を含んだ統計情報の的確な理解
・機械学習・ディープラーニング・VR(視覚化技術)など最新の手法・技術の把握、活用
・分析の対象となる社会の仕組みに対する深い理解

兵庫県立大学社会情報科学科の強みは

・1年次から少人数制の演習科目を設置
・公立大学の強みを生かし、企業や公共セクター等の機関から提供される様々な実際のデータを収集、現実の問題
解決に取り組む専門演習で使用が可能

(続く)

(本記事は、オービットアカデミックセンター会報誌 プラネットニュース 2018年8月号(2018年7月20日発行)に掲載された内容です。)

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