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【後藤敏夫のグローバル教育ニュース】 立命館大学の新設学部が オーストラリア国立大学と共同学位プログラムを創設

2017.11.15

世界のトップレベルの大学と連携することでランクアップ

本年10月、立命館大学はオーストラリアの首都キャンベラに拠点を置くオーストラリア国立大学(※1)(以下、ANU)と、卒業時に2つの大学からそれぞれの学位を取得できるデュアル・ディグリー(学部共同学位)に係る協定を締結しました。

本協定は、立命館大学の新しい大阪いばらきキャンパス(OIC)に、2019年4月に設置構想中の「グローバル教養学部(以下、GLA)」とANUのCoral Bell School of Asia Pacific Affairs(※2)との間で運営されるデュアル・ディグリーに関するもので、GLAは海外大学との連携を学部全体に組み込んだ日本初の学部となります。

既に実績のある共同学位をもとにANUと連携

立命館大学は、既にDUPPと言われるプログラムで、アメリカン大学(ワシントンDC)、カナダのアルバータ大学、サフォーク大学(ボストン)とはデュアル・ディグリー(学部共同学位)を実施しています。

今回、ANUという世界トップレベルの大学と立命館大学双方の学位を取得することが条件になる画期的な学部になります。

GLAは、毎年100人の学生を受け入れ、4年間の教育課程を両大学で修めます。授業はすべて英語で行われ、ANUの授業の一部は、同大学教授陣によって日本でも開講されます。100人の入学者のうち、90人は立命館大学、10人がANUで学びをスタートします。立命館大学の学生は3年次にANUで学び、ANUの学生は2・ 3年次に立命館大学で学びます。プログラムを修了した学生は、立命館大学からグローバル教養学の学士、ANUからアジア太平洋学の学士をそれぞれ取得します。

必要な英語力と成績は?

世界トップレベルの授業についていける学力とチャレンジ精神が必須とされるでしょう。詳細の公表はこれからですが、高校時代のトップレベルの成績と、TOEFLで90点前後が条件になると考えられます。

ANUにおける費用は?

1~1年半年分のオーストラリアの滞在費用がプラス(学費は不明。交換留学と同様、立命館大学の学費とほぼ同額と思われます)。今後、各大学間で海外のレベルの高い大学とのデュアル・ディグリー(学部共同学位)が広がり、優秀な学生の獲得競争が激化すると思われます。

(続く)

※1:オーストラリア国立大学(ANU)

首都キャンベラにある世界トップレベルの大学。オーストラリア唯一の国立大学。オーストラリア政府とも関係が深い。様々な国家研究プロジェクトと係わり、リサーチが極めて強い大学として世界的に有名。QS世界大学ランキング2017で20位、教員の約58%は外国籍、約38%が国際学生というグローバル型大学の典型。

※2:オーストラリア国立大学Coral Bell School of Asia Pacific Affairs

国際的に著名な学者であるコーラル・ベル博士に敬意を表し、その名を冠した研究機関で、アジア太平洋地域の政治と国際情勢に関する世界最高レベルの専門知識が集結している。関連の学部Department of International Relations(国際関係学部)は国際/グローバル政治の研究で文字通り世界トップクラス(QS分野別ランキングで6位)。ANU学内には他に「戦略防衛センター」や「アジア太平洋外交研究所」などを擁している。

(本記事は、オービットアカデミックセンター会報誌 プラネットニュース 2017年11月号(2017年10月20日発行)に掲載された内容です。)

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