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【後藤敏夫のグローバル教育ニュース】 どんなタイプの大学を選択するのが得か?③

2017.06.15

変わる法政大学

先回紹介した立教大学と同様、近年注目度が上がっているのが法政大学です。前身の東京法学校は私学でもっとも古い法律学校。もう一つの前身である東京仏学校はフランス系法学とフランス学の普及を目的に創立。その後、両校が合併し1920年に旧制大学として創立された東京の総合大学です。経済学部、経営学部も私学で2番目に古い伝統、社会学部は私学で最も長い歴史を持つ学部です。

こうした伝統のある幾つもの看板学部をもつ大学ですが、古いスタイルの大規模大学というイメージが拡大。伝統ある看板学部を中心に人気が徐々に低落していきました。

ところが、2014年に田中優子教授が総長就任すると一変。東京6大学で初の女性総長である彼女は強力なリーダーシップを発揮し、「スーパーグローバル大学創成支援」「英語だけで卒業できるコース創設(2017年4月現在学部3コース、大学院3研究科)」、「少人数クラスによるアクティブラーニング型授業やフィールドワークの増加」「海外提携大学とのSA(Study Abroad:短中期海外留学)」「留学生と生活空間を共有する国際寮の設置」など、多くの大学改革を矢継ぎ早に実施し、「古い伝統をもった大規模大学」から「持続可能な社会に対応するグローバル型大学」(「サステイナブル」「自由」「グローバル」)への転換を開始しました。

グローバル教養学部(GIS) 118名/学年

人数の多い他学部(法学部(1061名/学年)、経済学部(1160名/学年)、経営学部(912名/学年)、社会学部(933名/学年)等)と比べ、徹底した少人数制を採用しています。英語による授業を主とし(DLE…二重言語教育)、きめ細かで徹底した指導と必修化された短期中期の留学(SA)が相まって内容が更に充実しています。その成果である就職実績も上昇しています。

本学部のリベラルアーツは、下記の5つの科目群と、フランス語、ドイツ語、中国語の第二外国語から選択でき、幅広いグローバルな教養とスキルを身に着けることができます。

・アーツと文学
・言語学と言語習得
・文化と社会
・国際関係とガバナンス
・ビジネスと経済

国際文化学部 281名/学年

この学部は、異文化間でのコミュニケーションを中心のテーマに下記4つのコースから専攻科目を選択します。この学部も基本的にはDLE(二重言語教育)体制をとっており、共通語-英語運用能力を向上させることで、より深い異文化理解を目指します。

・情報文化コース
・言語文化コース
・表象文化コース
・国際社会コース

第二外国語として、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、中国語から選択。SAが必修であることは言うまでもありません。

この2学部と各学部で履修できるSA、海外提携留学大学の増加、留学生の増加により大学のイメージが短期間に様変わりしそうです。

(続く)

(本記事は、オービットアカデミックセンター会報誌 プラネットニュース 2017年6月号(2017年5月20日発行)に掲載された内容です。)

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