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【後藤敏夫のグローバル教育ニュース】 変わる英語の学力観Ⅳ

2015.09.15

2021年度入試(現中1から対象)から大学入試が全く新しい選考方法になることはこれまでに述べたとおりです。海外大学やDLE(Dual lingual Education…日英2言語教育)に対応する大学に進学できるようにするために、英語教育の手法が抜本的に改善されます。

大学入試が国際基準に

これに伴い大学入試の英語も極めて大きく変化します。概ね下記の方向に沿って9月以降詳細が検討されることになっています。

① 4技能テストになること
センター試験に代わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」(以下「新テスト」)の英語科の試験内容・レベルは国際基準CEFRの指標にそった4技能(【読む】【聞く】【書く】【話す】)をチェックするテストになること。

② 4技能測定できる外部試験で代用が可能になること
TOEFL、IELTS,TEAP、GTEC CBTなどのアカデミックな内容中心で認定された外部テストの代用が可能になること。高2以降に受験したスコアが使われる。

③ 外部テストの獲得スコアが新テストに点数換算されること4技能テストで高いスコアがとれる英語の得意な生徒は早めに受験し、少なくともTEAPで300点を目指すことになるでしょう。東大をはじめとする難関大学はTEAPの場合、合否のラインが300点前後の攻防ということになるでしょう。

換算例

従来の高校3年生の英語力は?(CEFR)

主要4技能テストによるCEFRとの対照表によると、現在の高校3年生の推定平均的英語力は97%がA1~A2。東大をはじめとする旧帝大系合格者の推定平均が「B2に近いB1」(TOEFLで推定50くらい)と言われています(これに対してソウル国立大、KAIST=韓国科学技術院などの韓国の有力大合格者はほぼ全員B2と言われています)。 対照表

今後の高校3年生の英語力の指標は?

英語は学習環境によって獲得する力が全く異なるので、次の2つのケースに分けて考えるべきでしょう。
① ESL(English as Second Language)環境
…英語を学習や仕事など、日常的に使う海外のインター校や国内のIB校などの生徒の置かれている環境が該当。
目標:B2~C1
受験すべきテストは当然ESL対応のTOEFL/IELTS です。

② EFL(English as Foreign Language)環境
…英語を外国語として学習。日本の学校や海外の日本人学校の生徒の環境が該当。
目標:B1(4技能のバランスのとれた英語学習が必須)
テストはTEAP/ GTEC CBT のようなEFL対応のテストが適切です。

しかし、海外大学、英語による専門科目を増やす国内難関大学に進学する場合、TOEFL 70/IELTS 5.5以上のスコアは必須です。

(続く)

(本記事は、オービットアカデミックセンター会報誌 プラネットニュース 2015年9月号(2015年8月20日発行)に掲載された内容です。)

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